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La cluzas 3
  前日のラ・クルーザでのパウダーランにすっかり気を良くした私は次の日も同じコースをたどりました。 が、今日はバックカントリーの準備をしっかり用意して、スキー場の裏側に回りこみます。 最初は「午前券」をまた買って、リフトを使いスキー場の上部を目指します。 わずかに降りた後、スキー場の裏を目指してハイクアップをするのですが、なんとスキー場内の雪のコンディションが一晩でガチガチのアイスバーンに早代わりしてしまいました。 「面白くないかも…」という不安が頭をよぎりますが、スキー場とスキー場外はまた別物、おまけに今日目指す所は指折りの北斜面。 まずはスキー場から昨日、自分が付けた足跡を小1時間、祈るような思いで登って行くと、ちょっと雪が硬くなっていて、かつ以前の雪崩の跡で一部荒れてはいるものの、北斜面による上質なバーンがそこにはありました。 そこから標高差約500mを約5分で滑走。 間髪入れずに隣の山へ。 約1時間のハイクの後、いちばん上の写真、矢印(↓)の所、標高2400mまで登り、お昼休憩の後に登り始めた所まで約5分で滑走。 まだイケそうと判断して、今度は更に隣の山へ。 それが、2番目の写真、「テット・プローズ」というピークで標高2537m。 ここまで遊んでると時間も少なくなってきます、写真を撮ってとっとと下山。 今度は標高約1400mの道路がある所まで一気に下る、つまり、標高差1000m以上のダウンヒル。 ここも最初から最後までずーっと北斜面なので、それなりに雪質は良いが、それも標高の低下と共に悪くなっていき、雪が重くなるとその分疲労も増える、おまけに1日分の疲れもたまっている、休み休みではあるが今日も1日無事であったことに感謝しながら、1日の滑走を締めくくっていきました。
 さて、麓の道路まで出たのはいいんですが、山で2つ、谷で3つ横に移動した分、戻らなければなりません。 スキー場の駐車場まで歩いて戻るのですが、ここまで降りると雪なんてありやしません。 そんなフランスの片田舎を日本人がスノーボードを背負って歩いているのだから、怪しいこと怪しいこと…。 
 ラ・クルーザスキー場のあるアラヴィス山系から見たモン・ブラン山系。 モン・ブランは中心よりやや右の山。 頂上付近は見えるか見えないかといったところ。 横並びに見える山々の稜線は全て3000〜4000m代です。
 普段私が使っている道具たちです。 別にプロフェッショナルではありませんので、ほとんど買い揃えます。 
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